0031開催前のスクリーン 夕暮れの午後5時からの第2部「祝賀式典」には、若者からお年寄りまで世代を超えて約3万人が集まった。
 特設ステージには、日本経団連名誉会長の豊田章一郎氏、三宅村村長の平野祐康氏など両陛下が訪問された被災地の自治体の首長、ノーベル物理学賞受賞の小柴昌俊氏、さらに芸能界、スポーツ界からは、森光子さん、宮崎あおいさん、王貞治氏、野村克也氏、フィギュアスケート金メダリストの荒川静香さん、WBC日本代表監督であり、読売巨人軍の監督である原辰徳氏など、錚々たるメンバーがそろい、お祝いのスピーチを述べ、奉祝ムードを盛り上げた。
 ポーランド共和国駐日大使ヤドヴィガ・ロドヴィッチ氏は「両陛下がポーランドを訪問されたときの熱狂と歓喜は忘れられない」と語り、さらに君が代の歌詞「さざれ石の巌となりて」を引用し、日本の悠久の歴史、自然との調和の心、そして君主と国民との理想的なあり方を、両陛下が体現されていることを賞賛した。
 その後は千代田区立和泉小学校のビッグバンドなどの奉祝演奏が行われた。
0276お出まし日の丸を振って0228お出まし遠景0048開会宣言平沼赳夫0070ハマコイ踊り 午後6時30分、天皇皇后両陛下が二重橋上にお出ましになられるに当たって、参加者は提灯に灯りをともして、両陛下をお迎えした。
 両陛下がお立ちになり、スクリーンにお姿が映し出されると、参加者は一斉に日の丸の小旗を振り、提灯を掲げた。会場一面を覆う日の丸と提灯の明かりは実に壮観であった。両陛下がそれに応えて提灯を掲げられると、陛下と国民とのつながりを肌で感じた参加者の感激は最高潮に達した。
 奉祝委員会会長の岡村正氏、鳩山由紀夫内閣総理大臣が祝辞を述べ、人気グループEXILE(エグザイル)による奉祝曲・組曲「太陽の国」が披露された。
 その後、陛下からお言葉を賜り「本当に楽しいひとときでした。どうもありがとう」との謝辞とともに「少し冷え込み、皆さんには寒くはなかったでしょうか」と参加者を気遣うお言葉を頂いた。
 この日は今年一番の冷え込みで寒さが身に応えた。しかし、両陛下こそ、寒風の中、二重橋上で30分近くにわたってお出ましいただき、さぞお寒かったと拝察される。にもかかわらず、参加者のことに心を砕かれるそのご姿勢に感激も一入であった。
 最後に国歌斉唱後、奉祝議連会長の森喜朗氏の先導で万歳三唱が行われ、式典は納められた。だが、万歳三唱はいつまでもやむことはなかった。
 参加者からは「両陛下のお姿を拝見でき感激しました」「陛下のお言葉にジーンときました」「10年後のお祝いにも参加します」といった声が聞かれた。