靖国戦歿者追悼中央国民集会
 8月15日、65回目の終戦の日を迎えた。靖国神社参道では第24回戦歿者追悼中央国民集会が開催された。主催は英霊にこたえる会と日本会議。会場の特設テントは満席となり、その両脇にも人であふれていた。参加者は2千百名を超えた。
 午前10時30分に開会。国歌斉唱、靖国神社への拝礼、そして「終戦の詔書」の玉音放送を拝聴。その後、主催者の挨拶、各界からの提言が行われた。

首相談話を厳しく批判
ゆがんだ国家観・家族観を持つ民主党
 日本会議会長・三好達氏は、民主党政権になり、首相をはじめ閣僚が一人も参拝しないことに強く抗議したいと述べた。さらに民主党を「ゆがんだ国家観、家族観を持つ政党」と批判した。その表れが外国人地方参政権や夫婦別姓を導入しようとしていることである。
 また菅首相は日韓併合百年を機に、反省とお詫びを表明した。しかし、百年前の日韓併合は韓国の閣議を経て合法的に行われたものであった。「間違った謝罪は相手に付け入る隙を与えるだけ」「菅氏はどこの国の首相なのか、どこの国の国益を考えているのか」と強い口調で批判し、現在の政治を憂えた。
日本にはA級戦犯は絶対に存在しない
 英霊にこたえる会会長・中條高徳氏は、まず民族が滅びる三原則を説明した。?夢を失った民族は消えてゆく。?すべての価値を物にとらえて、心の価値を見失っている。?自国の歴史を忘れた民族は滅びる。いずれも現在の日本に当てはまることであり、日本が危機にあることを述べた。
 また、政治家が「A級戦犯がいるから参拝しない」と言うが、「日本にはA級戦犯は絶対に存在しない」と訴えた。
 昭和27年にサンフランシスコ講和条約を経て日本は主権を回復した。翌28年、戦犯の罪を許すための署名が実に4000万人分集まり、それを背景に国会議員の大多数の賛成により、日本国内では罪人とは認めず、亡くなった方は法務死として扱われた。このことを多くの人に広め、間違った考えを正してほしいと訴えた。

戦前にこそ民主主義の基礎があった
英霊をないがしろにする今、国家の体をなしていない
 続いて、各界を代表して3名が登壇した。
 まず、漫画家のさかもと未明氏が壇上に立った。さかもと氏は、今の日本は平和ではないと主張。親が子を殺し、子が親を殺す。国を売るようなことを教えて税金から給料をもらう教師。心が貧しく、壊れてしまった国。
 さらに、戦前は間違っていたと教えられたが、今の日本は国防を他国に委ね、自己の利益のみを追求している。戦前にこそ本当の民主主義の基礎があった。
 自己を犠牲にしても家族を守り、祖国を守ることが民主主義であり、国民の基礎である。そのことを、命を懸けて証明した英霊をないがしろにする今、国家という体をなしていない。また経済第一の考えを捨てた方がよいと主張。経済より家族を守り、弱い人を助ける心を養う必要がある。
 このことを政治に任せてはいけない。私たち一人ひとりが立ち上がって日本を再建しなければならないと述べた。<つづく>