定年後もそのまま勤める
 当時49歳で東京に来て、定年は55歳でした。あと5、6年しかないと思って一生懸命勤めたわけです。そうしますと会社側から子会社には移籍するけれど、現職のまま勤めてもらいたいという、誠に有り難いお恵みを賜ったわけであります。
結局、70歳まで仕事を続ける
 10年たって65歳になりました。家内は「父さん、いい加減に辞めなさい。二人で楽しく旅行したりしましょう」と言います。私は「まだまだ勤められる間は勤めたい」と言いました。
 65歳まで勤務したときに、家内が社長に直訴しました。「うちの旦那を辞めさせてくれ」と。すると社長は芝浦の遊覧船に招待してくれて、羽田沖を回りまして、社長が家内に「奥さん、男は仕事を辞めたら粗大ゴミだよ」と言いました。しかし、それでも家内は「会社を辞めさせてほしい」と言いました。
 社長はあきらめて「奥さん、それでは一週間に一度、あるいは10日に二度、顧問としてはどうですか」と言い、家内も納得し、70歳まで勤めることができました。このようにして有意義なサラリーマン生活を送ることができました。
(埼玉県 跡治捨三)

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